甘さ比較_それぞれの特徴、代用するときは?(肉じゃが比較)
こんにちは。HITOOMOIの細野です。
皆さんは普段の料理で砂糖を「置き換えた」経験はありますか?検索したレシピの中で、みりんでも代用可能!などと表記があっても、実際に使う量はどれくらいなのか分からないこと、ありますよね?そんな経験がある方に向けて、
今日は
・砂糖 の代わりに
・みりん
・はちみつ
を使う場合の「量」と「特徴」について解説します。
実際にそれぞれの調味料で「肉じゃが」を作り分けてみましたので、写真を見ながら読んでみてください。
調味料別調理_肉じゃが
材料:2人分
じゃがいも | 2個 |
---|---|
にんじん | 1/2本 |
玉ねぎ | 1/2個 |
豚ばら肉 | 80g |
しらたき | 1/3袋 |
サラダ油 | 小さじ1 |
だし汁 | 200ml |
スナップエンドウ(茹で) | 適宜 |
▼調味料 | |
酒 | 大さじ1 |
★砂糖 | 大さじ1(みりんの場合大さじ1.5、はちみつの場合大さじ1/2) |
醤油 | 大さじ2 |
作り方
⑥器に盛り、お好みでスナップエンドウを飾る。
糖度
上白糖:97.69
上白糖は糖液をかけてしっとりとさせる工程で使用する「糖液」の成分(ブドウ糖、果糖)が含まれているため、糖度が100ではなく、やや低くなっています。すっきりとした甘さが特徴です。
本みりん:45程度
まろやかで深い甘みと、種類豊富なアミノ酸が生み出す旨味が特徴的な味わいです。料理に加えることで味の奥行きが増し、濃厚な味わいが楽しめます。
はちみつ:78以上
ブドウ糖・果糖が主成分で、合理的な栄養源とされています。果糖が多く入っていることで、吸収によって血糖値が急激に上昇することがありません。一度に多量の糖分を肝臓に送り込まないようにコントロールする働きを持っています。
置き換え量
- 本みりん:砂糖の代わりに使用する場合は、1.5倍量(計量スプーンで)の使用が必要です。
- はちみつ:砂糖の代わりに使用する場合は、0.5倍量(計量スプーンで)の使用が必要です。
味の特徴
砂糖(上白糖)
3種の中では最もすっきりとした味わいで、甘さがストレートに伝わってきます。加熱すると、砂糖のメイラード反応によって茶色く色づき、より美味しそうな見た目に仕上げることができます。
みりん(本みりん)
まったりとした奥行きのある味わいで、甘さがマイルドです。ほんのりと酒っぽさを感じます。お子様が食べる場合は、しっかりと煮切ってからの方が良いです。また、砂糖と比べて照りが強くでます。しっかりと照りを出したい料理(魚の照り焼きなど)にぴったりの調味料です。見た目的には最も色が薄く、具材の透明度が出る仕上がりになりました。
はちみつ
コクのある濃厚な甘味が楽しめます。はちみつは3種の中で最もとろみが強く、濃く、香り高い味わいです。今回使用した煮物などのおかず以外に、デザートに使用するのもおすすめです。見た目的には、みりんよりも砂糖に近い茶色っぽい仕上がりになりました。
いかがでしたか?
砂糖をみりんやはちみつなど、別の調味料に置き換えたい時に、量をぜひ参考にしてください。また3種それぞれ仕上がりが異なるため、完成の色イメージから使用する調味料を決めるのもよさそうです。ぜひご活用ください。
このレシピと記事を作ったひと
所属:HITOOMOI 細野 沙也加