残ったおでんをフル活用 炊き込みご飯リメイク
こんにちは。HITOOMOIの小宮山です。
すっかり陽が落ちるのも早くなり、冬の訪れを感じる今日この頃です。この時期はすぐに身体が冷えてしまうので、こたつが定位置になりがちですね。こう話している今もこたつに入っています。
さて、こんな寒い日はやはり身体が温まるような煮込み料理に限りますよね。煮込み料理の中でも私の大好物は「おでん」。じっくりと煮込んで味の染みた大根などの具材を、アツアツの状態で食べるのが至福の時間です。そんなおでんですが、皆さんはその名前の由来をご存じですか?おでんの由来は田楽豆腐という料理からとされています。田楽豆腐は、拍子木形に切った豆腐を竹串で刺して焼いた料理です。この田楽豆腐の「田楽」に「お」をつけて丁寧にし、「楽」を省略して「おでん」になったと伝えられています。おでんの「お」が丁寧語由来だというのは面白いですね。
おでんの面白さは名前の由来だけではなく、料理そのものにもあると思います。それは「出汁も具も自由に選べると」です。定番のおでんの具は、大根・こんにゃく・玉子・白滝などが挙げられますが、それ以外の変わり種としてウインナーやたこを入れるアレンジもあるそうです。また、出汁の種類も幅広いです。東京風のおでんは濃口しょうゆとかつお節をきかせた出汁であるのに対して、京都風のおでんは昆布と淡口しょうゆのつゆをきかせた出汁がおでんに使われます。さらに、名古屋風のおでんは、八丁味噌・三温糖などで作る甘辛いつゆを使います。同じおでんでも具や出汁が地域によって異なる点がすごく面白いですね。地域だけでなく、ご家庭でもその家ならではの組み合わせが生まれ、おでんの可能性は無限大だなと感じます。
そんなおでんの具材選びを楽しんで作ると、ついついやってしまうことがあります。それは、具材を入れすぎて食べきれなくなってしまうことです。あれもこれもと食べたい具材を選んでしまい、いつも痛い目をみます。お腹がいっぱいで食べられないけど、捨ててしまうには勿体ない。ひとまず翌日に持ち越しますが、二日連続のおでんに対して飽きてしまうこともあります。皆さんにも同じような経験がありませんか。せっかく作ったおでん、最後まで美味しく食べきりたいですよね。
そこで今回は、おでんを最後まで美味しく食べられるレシピ、残ったおでんをフル活用 炊き込みご飯リメイクをご紹介します。おでんの出汁と具の両方を使用しているので、おでんを食べ切ることができます。ぜひ、この冬にお試しください。
残ったおでんをフル活用 炊き込みご飯リメイク
材料:4人分
米 | 2合分(300g) |
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おでんの残りの具 | 200g |
レシピでは下記を使用 | |
すり身揚げ | 1個 |
こんにゃく | 60g |
卵 | 1個 |
大根 | 1個 |
ちくわ | 1本 |
にんじん | 50g |
▼A | |
おでんの残り汁 | 200g |
水 | 50g |
醤油 | 大さじ2 |
みりん | 小さじ1 |
酒 | 小さじ1 |
小ねぎ | 適宜 |
作り方
①米はよく洗い、30分ほど浸水させ、水気をよく切る。
⑤器に盛り、お好みで小ねぎを散らす。
調理のポイント
具材の大きさ
おでんの具は大きめに切ることで、混ぜた後でも具材の味や食感が残りやすくなります。煮込んで柔らかくなっているのである程度大きくても問題ないです。
おでん出汁がたくさん余ったとき
炊き込むときの出汁を、全ておでんの出汁に置き換えることも可能です。炊きあがった後に塩こしょうで味を調整してください。
おでん出汁の味が濃いとき
濃いめのおでん出汁を使用する場合は、水で調整してください。計量カップなどに出汁を入れ、好みの濃さになるまで水を足します。そのうちの400gを炊飯釜に入れて使用してください。
おでんの具の変わり種
おすすめは3つです。
- シューマイ:肉感が加わるので食べ応えがアップします。
- トマト:酸味が加わっていつもと違った味わいを楽しめます。
- たこ:タウリンやたんぱく質が豊富に含まれているので、栄養豊富に仕上がります。
いかがでしたか?
レシピではおでんのリメイクということで、おでんの定番の具材で炊き込みご飯を作ってみました。もちろん今回紹介した具材ではなく、他の具材でも作れます。ぜひ、皆さんのお好きな具材でお試しください。具材を変えるだけでまた違った雰囲気を楽しめるのではないでしょうか。ご家庭ならではの、おでんの炊き込みご飯を発見するのも楽しいですよね。ぜひ色々な具材でお楽しみください。
このレシピと記事を作ったひと
所属:HITOOMOI 小宮山 絢音