ごろっと具だくさん!さつまいもとほうれん草のキッシュ
こんにちは。HITOOMOIの小宮山です。最近、ようやく冬らしい寒さになってきましたね。
そんな寒い寒い冬の時期。この時期に旬の野菜といえば、皆さんはどんな野菜が思い浮かべるでしょうか。大根、白菜、ブロッコリー、長ねぎなどなど…。思い浮かべるだけでもたくさんの野菜がでてきますね。そんな冬が旬のたくさんの野菜の中から、今回は「さつまいも」を使ったレシピを紹介いたします。
さつまいもは採れるのが秋なので、旬は秋では?なんて思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は旬の意味合いは3つあります。
- 季節を先取りするはしり、または、初物と呼ばれるもの。
- 収穫量がピークに当たる時期。
- 素材が最も美味しい時期。
一般的な旬の意味合いとしては2.収穫量がピークに当たる時期として使われることが多いですよね。一方で、さつまいもは3.素材が最も美味しい時期として、冬に旬を迎える野菜です。
さつまいもの収穫の時期は8月から11月の秋ごろなのですが、3か月ほど貯蔵することで水分が抜けてより甘さを楽しめるようになります。そのため、11月から1月の冬ごろがさつまいもの旬の時期とされています。さつまいもは冬の方が秋より美味しくなると聞くと、なんだか冬に食べたくなってきますよね。
そんなさつまいもは、品種改良が進んでいるため食感や色が異なる、多くの品種が存在するのが特徴です。最近では「焼き芋」で色々な品種を楽しめる機会が増えました。徳島では「なると金時」が有名です。ここからはそんな「なると金時」について、簡単にご紹介します。
なると金時とは
なると金時は、徳島県鳴門市の大津町、里浦町、鳴門町で主に栽培されているさつまいもの品種です。特徴は、栗のようにホクホクとした食感と、糖度が高く甘みの強い味です。このおいしい味の秘密は、暖かく雨が少ない気候と、海のミネラルをたっぷり含んだ砂地で育てること。これは鳴門市でこそ可能です。
なると金時の美味しい食べ方
なると金時を堪能するのであれば、その特徴を活かして料理をすることがポイントです。まず、ほくほくとした食感を活かすために、できるだけ形を残した状態で調理をしてみましょう。定番の焼き芋はそのままの形で食べられるので、なると金時のホクホク感を楽しめます。少し大きめに切って煮物やスープに入れるのもおすすめです。
また、甘みの強さを活かすために塩味を少し加えるのもポイントです。なると金時の甘みが一層際立ちますよ。
今回は、なると金時を使うのにおすすめのレシピ、ごろっと具だくさん!さつまいもとほうれん草のキッシュのご紹介です。さつまいものやさしい甘みとベーコン・パイ生地の塩味の相性がよく、食べやすい味付けになっています。お子様も喜ぶこと間違いなし!
どのさつまいもでも美味しく作れますが、今回ご紹介した「なると金時」を使うのがおすすめです。なると金時を大きめに切って食感を残しつつ、塩味のある食材と組み合わせることで甘さを最大限に引き出します。なると金時の特徴である甘みとホクホク感を存分に味わえる1品です!
さつまいもとほうれん草のキッシュは、食卓を華やかにできる一品です。普段の献立にはもちろん、クリスマス・お正月などのハレの日にも活躍します。ぜひ、作ってみてくださいね!
ごろっと具だくさん!さつまいもとほうれん草のキッシュ
材料:4-6人分(18cmタルト型1台分)
冷凍パイシート | 2枚 |
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サラダ油 | 適量 |
ベーコン | 50g |
さつまいも | 小1本 |
ほうれん草 | 1/2束 |
塩こしょう | 少々 |
サラダ油 | 大さじ1 |
卵 | 2個 |
生クリーム | 100g |
コンソメ顆粒 | 小さじ1 |
ピザ用チーズ | 50g |
塩こしょう | 少々 |
ベビーリーフ | 適宜 |
ブラックペッパー | 適宜 |
作り方
下準備
- オーブンを200℃に予熱する。
- 冷凍パイシートを袋の表記通り、解凍する。
- タルト型にサラダ油を塗る。
⑦お好みの大きさに切り、器に盛る。お好みでブラックペッパーを散らし、ベビーリーフを添える。
調理のポイント
具材をきちんと炒める
具材を炒めてから焼くことで、焼いている最中にパイ生地に具材の水分が入り、食感がべちゃっとなることを防ぎます。
パイシートが柔らかくなりすぎてしまったら
柔らかくなりすぎてうまく成型できないときは、一度冷蔵庫で冷やすことで扱いやすくなります。
時間をおいてから召し上がる場合
冷めても美味しいですが、オーブントースターで温め直せば、出来たての味を楽しめます。
いかがでしたか?旬の食材であるさつまいもとほうれん草を使用したキッシュは、この時期におすすめのレシピです。季節に合わせて具材を変えてみるのも楽しいですね。普段の献立としてだけでなく、ハレの日にも使えるので、ぜひ様々な場面でご活用ください。
このレシピと記事を作ったひと
所属:HITOOMOI 小宮山 絢音