2025.02.11
アレンジ

みかんがたくさんあるときに! お肉料理に使えるみかんソース

こんにちは。HITOOMOIの小宮山です。
私は先日、祖母から段ボールいっぱいのみかんをもらいました。おかげで毎日みかん三昧です。
みかんといえば、冬にこたつで食べるイメージがありませんか?私もまさにそのイメージと同じように、こたつで温まりながらみかんをたくさん食べてしまいます。そして、気づけば手が真っ黄色に…。食べ過ぎの黄色い手を見ながらこの時期を満喫中です。

そんな冬の果物「みかん」。そのまま食べるのはもちろん美味しいですが、ずっと同じ味だと飽きてしまう。そんな方向けに、今回はみかんをソースにアレンジしたレシピをご紹介します。
ソースにアレンジすることで、

  • まるっと食べやすくなる
  • 他の食材との組み合わせやすくなり、栄養を効率よく摂れる

といったメリットがあります。

では、具体的にどのような点がみかんソースで食べるメリットとなるのかを、みかんがもつ栄養素を踏まえながらお話していきます。

みかんの栄養素

みかんに豊富に含まれる栄養素には、「ビタミンC」と「食物繊維」があります。

ビタミンCはコラーゲンをつくる土台となる栄養素で、肌の調子を整える働きがあります。水に溶けるビタミン(水溶性)で、身体の中で使われなかった分は尿として出て行ってしまいます。そのため、普段から摂ることが大事です。

食物繊維は2種類に分けられ、水に溶けやすい水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。水溶性食物繊維は、血糖値の上昇をゆるやかにしたり、余分なコレステロールの排出を促す働きがあります。一方で、不溶性食物繊維には排便を促す働きがあります。また、食物繊維を含む食材は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の一方を多く含むことが多いです。しかし、なんとみかんにはこの両方の食物繊維がほぼ同じ量ずつ含まれているのです。
このように、みかんには身体の外側と内側の両方を健康にするための栄養素が豊富に含まれているので、積極的に摂りたい食材だと言えますね。

みかんソースのメリット

まるっと食べやすくなる

みかんには薄皮や筋がありますよね。ここには食物繊維が含まれています。しかし、薄皮や筋の部分は固くて食べにくく、高齢者の方やお子さまは特に食べにくいと感じてしまうかもしれません。食べにくい!と感じた時には、みかんソースにするのがおすすめです。みかんを柔らかくなるまで煮るので、薄皮や筋が気になりにくく、食べやすくなります。これによりみかんの栄養素を効率よく摂れますよ。

他の食材との組み合わせやすくなり、栄養素を効率よく摂れる

冒頭で話した、こたつでみかんを食べる私のように、みかんは単品で食べることが多いですよね。みかんだけでもたくさん栄養素をもっていますが、他の食材の栄養素と合わせることでより栄養素の効果を発揮できます。
今回は一例として「豚肉」との相性をご紹介します。
みかんに含まれるビタミンCはコラーゲンを作る土台です。また、豚肉に含まれるたんぱく質はコラーゲンを作る材料となります。この2つの栄養素のどちらが不足しても、コラーゲンはつくれません。両方摂ることでコラーゲンをつくれるようになります。コラーゲンは肌のハリなどに効果が期待できます。湿度が低く、肌が乾燥しやすい冬の時期には、コラーゲンが肌の状態を改善してくれるので、ビタミンCとたんぱく質は積極的に摂りたいですね。
このように、みかんと他の食材を一緒に食べることで、それぞれの栄養素が相互に働いて栄養素を効率よく摂れます。みかんソースのように、焼いた豚肉にかけて使えるソースは便利な一品です。


それでは「みかんがたくさんあるときに! お肉料理に使えるみかんソース」のレシピをご紹介します。レシピの後半ではみかんソースを使ったポークソテーのレシピも一緒にご紹介しています。醤油のしょっぱさにみかんの優しい甘さが加わって食べやすい味になっています。ぜひ、お試しください!

みかんがたくさんあるときに! お肉料理に使えるみかんソース

みかんソース 材料:作りやすい量

みかん 3個(可食部350g)
   
▼A  
80ml
砂糖 大さじ3
醤油 大さじ1
   
レモン汁

大さじ2

少々
あらびき黒こしょう 少々

作り方

①みかんは皮をむき、ざく切りにする。

②フライパンに①とAを入れ、薄皮が透けてとろとろになるくらいまで強火で煮詰める。
③レモン汁を加え混ぜ、塩とあらびき黒こしょうで味を整える。

みかんソースのポークソテー 材料:2人分

豚ロース 2枚(各100g)
少々
こしょう 少々
   
小麦粉 適量
サラダ油 大さじ1
   
みかんソース 40g
   
蒸しじゃがいも 適宜
ベビーリーフ 適宜
オレガノ 適宜

作り方

①豚ロースに塩こしょうで下味をつけ、10分ほどおく。
②①に薄く小麦粉をまぶす。フライパンにサラダ油を入れて温め、豚ロースを加えて中火で両面焼く。
③②を食べやすい大きさに切り、器に盛ってみかんソースをかける。お好みで蒸したじゃがいも・ベビーリーフ・オレガノを添える。

調理のポイント

みかんが甘いとき

みかんの甘さが強いときは、レモン汁の量を増やして調整してください。逆にみかんの酸味が強いときには、砂糖の量を増やして調整してください。

みかんソースにおすすめのみかん

徳島県勝浦郡で名産の「貯蔵みかん」がおすすめです。収穫後に1か月以上貯蔵することで、熟成された甘さが出ることが特徴です。みかんの自然な奥深い甘みが醤油とよく合いますよ!

いかがでしたか?みかんソースは豚肉以外の肉料理(鶏肉や牛肉)と合わせても美味しく食べられますよ。また、使うみかんの品種を変えることで、違った味わいを楽しめます。ぜひ、色々なパターンでお試しください!

このレシピと記事を作ったひと
所属:HITOOMOI 小宮山 絢音